こんにちは。まるてつブログです。
今回は、北陸本線がどんどん第三セクター化されてしまう理由を解説していきます。
北陸新幹線といえば、3月に敦賀まで延伸したことが記憶に新しいです。ですが、その背景にはいろいろな出来事があります。それを今回は解説していきたいと思います!
1 北陸本線ってそもそもどこ?
北陸本線って北陸にありそうだけど、どこをとどこを結んでいるの?という疑問について、解説していきます。
北陸本線とは、今は米原駅と敦賀駅を結んでいる、45.9㎞の路線です。「45.9㎞しかないのに本線って言っていいの?」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、下の写真を見てください。
北陸本線が開業した当時は、なんと新潟県の直江津まで路線がありました。そして、総距離も今の7倍以上ある353.8㎞でした。ではなぜ、ここまで距離が減ってしまったのでしょうか。
時は北陸新幹線が金沢まで開業した2015年に遡ります。その前は、北陸本線は健全でした。まだ夜行列車がギリギリ走っていた時期ですね。
北陸新幹線が金沢まで開業する前は、冬季オリンピックに合わせて、長野まででした。
図にすると左のような感じですね。
赤が北陸本線、青が北陸新幹線です。
しかし、金沢まで開業したことで、直江津から金沢まで(赤線部分)が第三セクター化されました。第三セクターとは主に県の事業だと思ってもらって大丈夫です。
なぜ第三セクター化されるかというと、日本の法律により、北陸線というものが2つあってはいけないという規定が存在するからです。
さらに、2024年3月に北陸新幹線が敦賀まで延伸開業したことで、金沢から敦賀も第三セクター化されてしまい、
北陸本線は45.9㎞のちっぽけな路線となってしまったわけです。
このように、法律によって新幹線が延伸して在来線が短くなるという事例は他にも多数の路線で存在しています。
ということで、今回も参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
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