こんにちは。まるてつブログです。
今回は、鹿児島本線が分断されてしまった理由について、解説していきます。
信越本線については、こちら。
鹿児島本線とは、門司港から博多、熊本を経由して鹿児島県の鹿児島までを結ぶ路線です。
全長は約398.5kmととても長く、久留米から小倉までの間は、長崎方面や大分方面に行く特急などが多数通っています。
さらに、通勤圏でもあるため、かなり過密なダイヤとなっています。
また、門司港駅は、関門トンネルが開通するまでは港町として栄えていました。
現在は山陽本線が門司駅まで繋がったため、門司港駅は観光の役割を果たしています。
熊本まで出ると、熊本城などの観光地が多数あり、私鉄線も走っているため、福岡に次いだ都会のような気がします。
さらに南下していくと、なんと、八代というところで鹿児島本線は終わってしまいます。
それはいったいなぜでしょうか。
2004年に、九州新幹線が鹿児島から新八代の間で部分開業しました。
この影響で、この区間が第三セクター化されました。
しかし、八代から新八代の間は、八代から鹿児島県の内陸を進む肥薩線が分岐していることから、
この区間はJRのまま残りました。
赤が第三セクター、黄色が鹿児島本線、青が肥薩線です(現在不通)。
また、第三セクター化される理由についてはこちら。
しかし、これだけでは分断するはずがありません。なぜ分断されたのでしょうか。
その答えは、川内というところがカギになります。
この川内駅から北は第三セクターになっているのに、川内から南はJRになっているのがわかります。
実は、そのまま鹿児島本線が続いて鹿児島で終点となります。
なぜこの区間だけ第三セクターにされなかったかというと、地方自治体が同意しなかったからです。
この区間には伊集院や串木野、隈之城などの場所があり通勤客が多いことから、地方自治体が大変になるからでしょうか。
余談ではありますが、九州新幹線が延伸開業した時、八代からは第三セクター化はされませんでした。
(さすがに距離が長すぎますもんね。)
ということで、今回は鹿児島本線が分断された理由について、解説していきました。
今回も参考になれば嬉しいです。 ありがとうございました。
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